ゾルーゲル法によるエポキシ/チタニアハイブリッド材料の合成とその光学特性
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概要
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エポキシ樹脂中にチタニアネットワークを分子オーダーで均質に相溶させた透明ハイブリッド材料の開発を目的として, メルカプトシランを前反応させたエポキシ樹脂とチタニウムアルコキシドからゾルーゲル法によりエポキシ/チタニアハイブリッド体を合成した。<BR>合成したハイブリッド体の構造や材料特性は, FTIR, <SUP>29</SUP>Si固体NMR, TEM, 熱重量分析などによって評価された。その結果, 合成したハイブリッド体は, チタニア含有量0~13.9wt%の領域で, 450~800nmの波長領域において80%以上の高い光透過度を示した。また, このハイブリッド体の屈折率は, チタニア含有量の増加に伴って増加し, チタニア含有量13.9wt%の試料では1.645の高い値を示した。これは, 屈折率の大きなチタニアネットワークのエポキシ樹脂への均一分散に起因する。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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