エポキシおよびエピスルフィド樹脂とチタニアとのハイブリッド化による高屈折率材料の創製
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概要
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エポキシ樹脂およびエピスルフィド樹脂にチタニウムアルコキシドモノマーおよびオリゴマーを複合化することによって得られたチタニア含有量の異なるハイブリッド材料の透明性, 屈折率, 相構造と熱的性質について検討した。その結果, いずれのハイブリッド系もチタニア含有量が高くなるとわずかに黄変するが, 全体としては高い透明性を持つことが示された。屈折率は, 骨格部の芳香環 (共役構造) を水添すると低下し, 硫黄原子を導入すると増加した。チタニアとのハイブリッド化に伴って屈折率は増加するが, アッベ数は低下した。屈折率の高いチタニアが分散することによってハイブリッド体の屈折率は高くなるが, 同時にその周波数依存性も大きくなるものと考えられる
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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