手指衛生手技における物理的除去効果の定量的評価法の検討
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概要
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手指衛生手技としてのスクラブ法では流水下で手を擦り合わせることによる物理的除去効果が期待され,その評価には蛍光物質を用いた目視確認が汎用されているが,洗い残しの定量的な把握は困難であった.そこで,本研究では一定量の蛍光物質を手指に塗布して手洗いを行い,手洗いにより水中に移行した蛍光物質を定量し,質量除去率を算出する手法について検討した.その結果,洗い残し面積を目視して算出した面積除去率よりも質量除去率の方が有意に低かったとともに,面積除去率と質量除去率の乖離の程度が被験者により大きく異なっており,目視確認による主観的評価の問題点が明らかとなった.よって,手指衛生手技における物理的除去効果を定量的に把握することは評価の客観性向上に資するものと考えられ,各種介入効果や手指衛生手技の具体的手順の検討等に際し,質量除去率という指標が有用である可能性が示唆された.
- 一般社団法人 日本環境感染学会の論文
著者
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高橋 一豊
安曇野赤十字病院薬剤部
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上條 泰弘
社会医療法人財団慈泉会相澤病院
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吉澤 裕義
長野県厚生農業協同組合連合会安曇総合病院薬剤部
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鹿角 昌平
長野県松本保健福祉事務所
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上條 泰弘
社会医療法人財団慈泉会相澤病院薬剤管理情報センター
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御子柴 雅樹
松本市立病院薬剤科
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小口 敬伸
社会医療法人抱生会丸の内病院薬剤課
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