液状化地盤の噴砂と路面下空洞に関する基礎的検討
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概要
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東日本大震災で発生した液状化地域には,大量の噴砂が確認されると共に多数の路面下空洞が生じた.本研究では,新木場,習志野,浦安などにおける路面下空洞調査の結果を踏まえ,液状化と空洞の発生形態を調べるために模型実験を実施した.現地調査によると,液状化地盤ではマンホール脇や舗装施工目地付近に空洞が頻発し,通常の空洞と比べると薄く大きく広がり,舗装路面下の地盤が波打つような形状で空洞が連続しているという特徴が確認されている.小型模型土槽を用いて砂地盤の液状化,および噴砂を再現し,それによる路面下の空洞の生成状況について調べた.まず,噴砂に伴い舗装面と地盤との隙間を砂が水平移動し,次に動水勾配の高い所や地中構造物脇の水みちなどに沿って土粒子が鉛直移動する様子がわかった.土砂が地上に噴出すると地表面下には局所的に空隙が残り,調査で観察されたものと同様の形態の空洞生成が観察された.
- 東京大学生産技術研究所の論文
著者
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桑野 二郎
埼玉大学地圏科学研究センター
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桑野 玲子
東京大学生産技術研究所
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桑野 玲子
東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
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佐藤 真理
東京大学大学院
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大良 慎平
埼玉大学
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桑野 二郎
埼玉大学地圏科学センター
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