年間2回の人間ドック受診にもかかわらず診断し得なかった進行膵癌の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
診断法の進歩は目覚ましいが,膵癌の早期診断はなお困難である。われわれは年間2回の人間ドック受診にもかかわらず異常を指摘できず,人間ドック受診約5カ月後死亡した膵癌の1例を経験した。本例の人間ドック時および入院時血清・尿アミラーゼ値は正常で,入院時CEA,CA19-9,エラスターゼ1などは著明高値であった。本例においては,人間ドックでこれら腫瘍マーカーの測定が行われていれば,膵癌の診断は可能と思われた。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
-
中澤 敦子
京都第一赤十字病院 健診部
-
東 あかね
京都第一赤十字病院第四内科
-
荒川 昌昭
京都第一赤十字病院第四内科
-
西村 伸治
京都第一赤十字病院 健診部
-
中澤 敦子
京都第一赤十字病院第四内科
-
丁 聖民
京都第一赤十字病院第四内科
関連論文
- P-430 地域肺がん検診に付加した禁煙支援の効果(集団検診, 第47回日本肺癌学会総会)
- 都市部の妊娠期・出産後の女性の喫煙と食生活および生活習慣との関連
- 地域住民の生活満足感と生活習慣との関連
- 20歳代女性住民におけるやせ・普通体格のダイエット実践者の生活習慣 : 平成10年度京都府民健康づくり・栄養調査より
- 男性住民における肥満と生活習慣との関連 : 平成10年度京都府民健康づくり・栄養調査より
- 女性住民における肥満と生活習慣との関連 : 平成10年度京都府民健康づくり・栄養調査より
- 人間ドックにおける簡易禁煙指導の効果
- CT検診と禁煙支援 : 1次・2次・3次予防一体型検診の意義
- S1-6 1次予防(禁煙推進)2次予防一体型胸部CT検診の意義
- 人間ドックにおける肺気腫症診断の遅れと早期発見の可能性
- B-21 健診における呼吸機能検査の意義 : 肺癌ドックで発見された肺気腫例からの検討(集団検診)
- 医師・看護職連携による健診時禁煙支援の有効性
- 医師・看護職連携による健診時禁煙指導の有効性
- 医師-看護職連携による人間ドック当日禁煙支援の有効性
- 胸部CT検診における肺気腫診断の方法と意義 (特集 21世紀の胸部画像診断)
- 禁煙後の体重と血液検査の変化について
- 全医療従事者向き喫煙対策
- 良性単クローン性免疫グロブリン血症(IgA-κ型)を合併した剥離性間質性肺炎の1症例
- 人間ドックの高コレステロール血症者への栄養指導の効果
- 再発様式を経過観察しえた回盲部単純性潰瘍の4例
- X線学的に長期間経過観察をなしえたintestinal Behçet病の1例
- 薬剤性大腸炎に関する臨床的研究
- Cronkhite-Canada症候群の2剖検例
- 胃癌と大腸癌を合併したIgA単独欠損症--IgA欠損血液の輸血による手術成功例
- 喫煙状況に関する問診の精度
- 年間2回の人間ドック受診にもかかわらず診断し得なかった進行膵癌の1例
- 人間ドックの腹部超音波検査が診断の端緒となった十二指腸乳頭部癌の1例
- 禁煙後の体重と糖・脂質代謝指標の変化の検討
- 胃平滑筋肉腫の2例
- 人間ドック健診で貧血を指摘され精査で発見された血小板無力症II型の一例
- 喫煙・禁煙が呼吸機能に及ぼす影響
- 地域住民の生活満足感と生活習慣との関連