人間ドック受診者における尿中微量物質測定の検討―正常血圧者と高血圧者との比較―:―高血圧性腎障害の早期診断のために―
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概要
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高血圧性腎機能障害を臨床的に早期把握の目的で,各種尿中微量物質(尿中低分子蛋白・尿中酵素)を測定した。高血圧症では既に境界域高血圧の時期から,糸球体性蛋白尿の指標である尿中microalbuminの高値のみならず,尿細管機能障害の指標と考えられる尿中NAG,β2-micreglobulin,GP-DAPの有意の上昇をみた。従って高血圧性腎障害の発現進展については糸球体機能障害と共に,尿細管機能障害についても注目する必要のあることが推察された。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
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横山 久光
岡山赤十字病院健康管理増進センター内科
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斎藤 公男
岡山赤十字病院健康管理増進センター
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姫井 孟
岡山赤十字病院健康管理増進センター
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川西 孝
岡山赤十字病院健康管理増進センター検査部
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斎藤 公男
岡山赤十字病院健康管理増進センター内科
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