喫煙が糖尿病患者(NIDDM)の生命予後に及ぼす影響
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概要
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喫煙が糖尿病患者の生命予後に及ぼす影響について検討した。対象は当センターのNIDDM患者1,700例で,平均15年間追跡した。男の1,000人年対死亡率は非喫煙者32.13に対し,喫煙者37.46,0/E比はそれぞれ1.26対1.83(Odds比1.45)で,喫煙者の死亡リスクの増加がみられた。死因は喫煙者では悪性新生物が増加し,とくに肺がん,胃がん,肝がんが増加した。さらに心疾患,脳血管疾患,腎疾患肺炎・気管支炎の増加も顕著であった。
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