化学物質等安全管理情報システムの構築と活用

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概要

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本稿は，平成18～20年度の大環協研究プロジェクトとして実施した「化学物質等安全管理情報システムの構築」の報告である。教育研究現場における化学実験等に起因する火災，爆発事故事例を収集した安全管理情報システムを構築し，事例分析を行った。実験室における事故防止のためには，何よりもまず取り扱う物質自身の情報を収集し，それらを扱う実験器具，温度，圧力等の試験条件におけるリスクの評価を行うことが重要である。また，操作の熟練度が事故発生に大きく影響する。一方，扱う物質の純度や使用する器具の強度や材質，実験の規模に伴うリスクの増大にも留意して実験計画を検討することが必要である。

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