科学技術情報の評価 ― 一つのアプローチ ―
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概要
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まず, 引用データを用いて, 科学的業績の統計的評価を行った社会学者の論文をめぐる論争の経緯に触れる。混乱の原因が, 評価そのものの研究不足にあるとし, 基本的な面の整理を行った上, 引用データの評価における可測性を期待する。情報として論文集合である雑誌を対象に, 雑誌の読者としての研究者の判断と引用データの相関をみるために, 「一対比較法」により原子力研究所で行った調査について述べる。引用頻度が情報の評価測度として有用なことを示し, 評価の結果, 露呈してくるものは, 価値より価値観であると強調する。
著者
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