温水処理が卵の鮮度保持期間に与える影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
卵の鮮度保持法として温水浸漬処理法による短時間加熱の最適条件を検討した.(1) 卵を処理する条件は,50°Cの温水に15∼20分浸漬後風乾が最適であった.(2) 処理卵の鮮度保持期間は20°C貯蔵の場合,無処理卵の約2倍に延長された.(3) 4°C貯蔵では処理卵,無処理卵とも長期間鮮度保持されるが,比較すると処理卵の方がより良好な品質を保つことができた.(4) 4°Cに4週間貯蔵後20°Cにて貯蔵した場合についても同様に処理卵の鮮度保持期間は延長された.(5) 異なる3種の卵を用いた場合,無処理卵,処理卵とも種により鮮度保持期間に差は認められたが,処理効果は明確であった.
- 社団法人 日本食品科学工学会の論文
著者
-
小倉 長雄
株式会社カザミ
-
本郷 泰生
昭和女子大学短期大学部食物科学科
-
風見 大司
株式会社カザミ
-
土屋 俊子
株式会社カザミ
-
曽田 功
昭和女子大学短期大学部食物科学科
-
蔵楽 正邦
昭和女子大学短期大学部食物科学科
関連論文
- 藍の抗菌性について(1)
- 老化に伴って減少するブロッコリー花蕾中の可溶性タンパク質の同定
- γ-アミノ酪酸 (GABA) 含有酵母エキスの脳卒中易発症性高血圧自然発症ラットに対する血圧上昇抑制作用
- γ-アミノ酪酸配合和風調味料の軽症高血圧者, 正常高血圧者を含む健常者に対する降圧作用
- サツマイモ中の耐熱性不溶型β-アミラーゼの存在
- 貯蔵温度がジャガイモ塊茎の品質に及ぼす影響
- クロロフィル・フェオフィチン混合液中におけるクロロフィル定量法の再検討
- 温水浸漬処理はジャガイモ塊茎ポリフェノールオキシダーゼ活性を低下させる
- 高温(乾熱)処理が卵の鮮度保持期間に与える影響
- キウイフルーツ果実のパーオキシダーゼアイソザイムの諸性質(?)
- 温水処理が卵の鮮度保持期間に与える影響
- キウイフルーツ果実のパーオキシダーゼアイソザイムの諸性質(?)
- 揮発性有機塩素化合物による土壌汚染調査の簡便法及び浄化対策への提言
- キウイフルーツ果実のパーオキシダーゼアンソザイムの諸性質(?)
- キウイフルーツ果実のパーオキシダーゼアイソザイムの諸性質
- 納豆製造中のプロテアーゼおよび r-GTP,ナットウキナーゼ活性の変動
- 温水浸漬処理がブロッコリー貯蔵中の可溶性タンパク質,遊離アミノ酸含量,プロテアーゼ活性に及ぼす影響について
- 高温短時間処理がブロッコリーの貯蔵性に及ぼす影響について
- 温水処理が卵の鮮度保持期間に与える影響