ブドウ球菌のウサギ皮内感染における免疫の機序 : 3. ブドウ球菌の生菌感作に伴う皮内反応および皮内感染の変化について
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概要
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After injected intramuscularly with living cells of 2 given strains of Staphylococcus aureus, rabbits were observed for the skin reaction and behavior to intracutaneous infection with the same organism.The sensitized rabbits showed acceleration of the skin reaction. Three weeks after the sensitization, they were challenged intracutaneously by the same staphylococcal strain. In these rabbits, the redness around the abscess was accelerated, whereas the abscess was absorbed more quickly, without showing any ulceration, than in unsensitized controls. A decrease in local reaction and acceleration of recovery occurred in the sensitized rabbits after intravenous injection with vaccine or toxoid.These results suggested that the effect of staphylococcal toxoid might be derived not from the antitoxic effect but from the desensitizing capacity.
- 日本細菌学会の論文
著者
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沢井 芳男
医科研
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沢井 芳男
東京大学医科学研究所
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石井 卓弥
東京大学医科学研究所試験製造室
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野沢 昭
東京大学医科学研究所試験製造室
-
渡辺 征
東京大学医科学研究所試験製造室
-
野沢 昭
東京大学医科学研究所熱帯疫学特別研究室
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渡辺 征
東京大学医科学研究所生物製剤試験製造施設
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石井 卓弥
東京大学医科学研究所生物製剤試験製造施設
-
沢井 芳男
東京大学医科学研究所試験製造室
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