過去12年間の当科における下顎骨関節突起骨折の臨床統計的観察
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概要
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A clinico-statistical and follow-up study was made in 100 cases of mandibular condylar fracture in the First Department of Oral and Maxillofacial Surgery, Faculty of Dentistry, Tokyo Medical and Dental University. The following results were obtained;<BR>1. There were 62 males and 38 females. The ages of the patients at the time of injury ranged from 0 to 80, and the average was 29. 5 years old.<BR>2. Eighty-five cases were treated within 2 weeks after injury.<BR>3. Of all cases, 85 cases were unilateral fracture, and 15 were bilateral fracture. Direct fracture of the condyle was observed only in 5 cases.<BR>4. Fracture position and form were determined according to the classification described by Kubo. Mandibular cervical dislocation was most frequently observed.<BR>5. All cases were treated with a conservative therapy; intermaxillary fixation, chin cap, mouth opening training, etc.<BR>6. In the results of follow-up examination by mail, 18.5% of all patient had a restriction of the mouth opening, 40.7% had a pain, and 64.8% had a joint sound. In unilateral fractures, 39.1% of the non-fractured joint had a joint sound.<BR>7. The analytical results on the fracture type and present symptoms revealed that the patients with no displacement fracture had little dysfunction. On the contrary, those who had a displacement fracture had more problems. In conclusion, a preserved anatomical structure of TMJ proved to be the most important factor to heal mandibular condylar fracture.
著者
-
小林 淳二
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科・顎顔面頸部機能再建学系・顎顔面機能修復学講座・顎顔面外科学
-
三村 将文
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科顎顔面外科学
-
木野 孔司
東京医科歯科大学 歯学部附属病院顎関節治療部
-
山田 一郎
浜松医科大学 光学医療診療部
-
塩田 重利
東京医科歯科大学歯学部第1口腔外科学教室
-
山本 和子
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
小林 淳二
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
泉 祐幸
東京医科歯科大学歯学部口腔外科
-
大村 欣章
東京医科歯科大学歯学部口腔外科
-
大村 欣章
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
森永 宏喜
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
三村 将文
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
塩田 重利
東京医科歯科大学歯学部口腔外科学第1講座
-
山田 一郎
浜松医科大学医学部歯科口腔外科学講座
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