ポリテトラメチレンエーテルグリコールの両末端にビニル基を持つテレキーリックポリマーの合成とメタクリル酸メチル及びアクリロニトリルとの共重合体の物性 : エラストマーの合成に関する研究 (第1報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ポリエーテル型液状ポリマーであるポリテトラメチレンエーテルグリコール (PTG分子量約2000) の末端にアクレリート及びアクリルアミドの2種類のビニル基を導入した.この液状ポリマーとメタクリル酸メチル (MMA) 及びアクリロニトリル (AN) との共重合体を作り物性を調べた。引張強さは末端アクリルアミドを持っポリエーテルとANの組み合わせが一番大きい.動的粘弾性の結果からMMAとの共重合体においてはGの温度依存性が高い.またMMAとの共重合体では室温から100℃の間にtanδのピークが現われるが, ANとの共重合体ではもっと高温に現われ値は小さい.応力-ひずみ曲線によれば MMAとの共重合体ではMMAの濃度が増加するとゴム性からプラスチック性へ移行して行き, ANの場合はプラスチック性が強い。全般的にいって液状ポリマーとビニルモノマーの共重合性及び溶解性が物性値に大きな影響を及ぼしている.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
-
石川 泰弘
横浜ゴム株式会社
-
大内 辰郎
関西大学工学部
-
石川 泰弘
横浜ゴム株式会社タイヤ材料部開発グループ
-
井本 稔
関西大学工学部
-
影山 邦夫
横浜ゴム株式会社研究所
-
影山 邦夫
横浜ゴム株式会社 MB技術開発センター 合成研究室
関連論文
- スタッドレスタイヤ用材料
- 界面はく離法により作製したゴムと黄銅接着界面のSEM-EDXによる解析
- フィルターを用いた界面はく離法によるゴムと黄銅接着界面の解析
- ゴムと黄銅めっきスチールコードとの接着におけるヘキサメトキシメチルメラミン(HMMM)の影響
- ポリ乳酸系ソフトバイオマテリアル
- コントラスト変調小角中性子散乱法による膨潤ゴムの構造解析
- SF-064-3 腫瘍指向性を有する長時間体内滞在型シスプラチンの開発
- P-1022 passive tumor targetingをめざした高分子化シスプラチンの開発
- タイヤの摩擦 - 氷上摩擦と材料特性
- ゴムの材料設計技術
- 低燃費タイヤ
- 生体類似・低環境負荷型材料開発プロジェクト
- 新規なポリ乳酸系生分解性医用材料
- 高分子キャリア
- 制がん剤シスプラチンの高分子プロドラッグ化(DDS)
- 「三銃士」や「モンテクリスト伯」(印象に残った一冊の本)
- 徐放性高分子化シスプラチンの体内動態と抗腫瘍効果に関する実験的検討
- 持続可能社会を先導する物質群の革新的開拓プロジェクト
- 生体類似・低環境負荷型材料開発プロジェクト
- 体をよみがえらせる再生医工学
- 巻頭言
- 関西支部
- DNA運搬機能を有するキトサン誘導体
- コントラスト変調小角中性子散乱法によるカーボンブラック充てん系の構造解析
- 高分子科学最近の進歩
- 日本の化学工業 : 回顧と展望(日本の化学と化学工業の近代史)
- ゴム工業技術員会創立30周年記念特集 : ゴム工業技術員会の30年の思い出/ゴム工業技術員会創立30周年記念式典あいさつ
- スタッドレスタイヤの開発 : トラック及びバス用タイヤ
- ポリエステルグリコールの両末端にビニル基を持つテレキーリックポリマーの合成とメタクリル酸メチル及びアクリロニトリルとの共重合体の性質 : エラストマーの合成に関する研究 (第2報)
- ポリテトラメチレンエーテルグリコールの両末端にビニル基を持つテレキーリックポリマーの合成とメタクリル酸メチル及びアクリロニトリルとの共重合体の物性 : エラストマーの合成に関する研究 (第1報)
- 末端ビニル基を持つポリテトラメチレンエーテルグリコールとスチレン, アクリル酸メチル, 又はメタクリル酸との共重合体の性質 : 本報をエラストマーの合成に関する研究 (第4報)
- ポリプロピレングリコールの末端にビニル基を持つテレキーリックポリマーの合成とメタクリル酸メチル及びアクリロニトリルとの共重合体の性質 : エラストマーの合成に関する研究 (第3報)
- 微結晶セルロース/アクリル酸メチルグラフト共重合物の性質
- ゴムとめっき金属の直接接着
- ビニル基を持つポリスチレンとアクリル酸メチルとの共重合体の物性
- 人間生活における化学・総論(人間生活における化学)
- くっつく : 接着, 接着剤(日常経験する物理・化学的現象のやさしい解説)
- コントラスト変調小角中性子散乱法によるカーボンブラック充てん系の構造解析
- 天然ゴム漿液--有効成分の応用
- 高分子教育--現状と展望 (高分子教育)
- 3 フエノール・ノボラック樹脂の分子量分布
- タイトル無し
- ホルムアルデヒド系樹脂 (第109報):ハイ-オルト-フェノール・ホルマリン樹脂の生成についての分子軌道法による考察
- 高分子入門シリ-ズ-1-序論
- フェノール, ユリア, ホルムアルデヒドの電子状態についてのCNDO/2による計算