ポリプロピレングリコールの末端にビニル基を持つテレキーリックポリマーの合成とメタクリル酸メチル及びアクリロニトリルとの共重合体の性質 : エラストマーの合成に関する研究 (第3報)
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概要
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ポリプロピレングリコール (PPG) の末端にアクリルアミドを導入し, この液状ポリマーとメタクリル酸メチル (MMA), アクリロニトリル (AN) との共重合体の性質を検討した.その結果MMAとの共重合体では, 液状ポリマーブロックとMMAのポリマーブロックが相溶しあって, ポリメタクリル酸メチル (PMMA) のTgが低下した温度域に現れる.一方ANとの共重合体においては, 共重合体としての明確なTgを示さず, 動的粘弾性におけるGが温度上昇とともにゆるやかに低下するという傾向が見られた.これらのことは, 共重合体中の液状ポリマーブロックとコモノマーブロックとの相溶性の差によると考えられる.上の傾向は前に報告した, ポリテトラメチレンエーテルグリコール (PTG), ポリエステルグリコールを液状ポリマーに用いた場合とほぼ一致した.
- 社団法人 日本ゴム協会の論文
著者
-
石川 泰弘
横浜ゴム株式会社
-
大内 辰郎
関西大学工学部
-
石川 泰弘
横浜ゴム株式会社タイヤ材料部開発グループ
-
井本 稔
関西大学工学部
-
影山 邦夫
横浜ゴム株式会社研究所
-
影山 邦夫
横浜ゴム株式会社 MB技術開発センター 合成研究室
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