イネ白葉枯病菌とインゲン葉焼病菌の電子伝達系
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概要
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(1) イネ白葉桔病菌およびインゲン葉焼病菌菌体より音波破砕法により電子伝達系標品を得,これをコハク酸ソーダまたはNADHで緩徐に還元することにより,各チトクローム成分の変化を記録した.この結果,従来報告されているとおり,前者ではチトクロームa1およびb1,後者でばa1, a2およびb1の存在をみとめた以外に,両者とも微量のc成分を併存するがわかった. (2) これらのことより,この菌のアンチマイシンA非感受性はb→c系の欠損よりもむしろこのb→c間に存在する因子の質的相違に帰因するものと考えられる. (3) 前記標品はNADHを電子供与体として結晶酵母チトクロームcを還元するこるができる. (4)以上の事実その他をもとにして,暫定的な両菌の電子伝達系のschemeが提出された.
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