振動リード法及び音響インパルス応答法 (打音) によるリンゴ果肉テクスチャーの測定
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概要
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0°C及び室温に貯蔵されたリンゴ‘スターキングデリシャス’について, 振動リード法と音響インパルス応答法を適用し, 果肉テクスチャーを測定した. 振動リード法では, 短冊形果肉切片の, たわみ振動の共振曲線から, 動的弾性率 (E′) 及び損失弾性率 (E′′) を測定する. 共振ピークの高さの任意倍の振幅でのピーク幅を用いてE′, E′′を求める式を導いた. E′は107dyne/cm2, E′′は106dyne/cm2のオーダーであった. E′及び音響インパルス応答法により打音から求められた指標は, 貯蔵温度の異なるサンプルでは有意な差を示し, 果肉硬度の差に対応していた. 振動リード法及び打音による方法は, リンゴの果肉硬度測定法として有効であることが認められた.
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