Agrobacterium rhizogenesを用いたブロッコリーの形質転換と植物体再生
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概要
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Agrobacterium rhizogenesをベクター系としてプロッコリーEarly De Cicoの形質転換と植物体再生が検討された. Agrobacterium rhizogenesを葉組織に接種すると, 3週間以内に毛状根が発生したが, 非接種葉からはカルスのみ生じた. 発生した18本の根のうち4本はホルモンフリーのMurashige-Skoog (MS) 培地でよく生長した. この4本の根 (ルートクローン) を切片に分け, NAA (0.1mg•liter<SUP>-1</SUP>と1mg•liter<SUP>-1</SUP>) にZeatin (1mg•liter<SUP>-1</SUP>と5mg•liter<SUP>-1</SUP>) を組み合わせたMS培地で培養すると, Zeatin 5mg•1iter<SUP>-1</SUP>を含む区で2本のルートクローンから不定芽が生じた. 再生した不定芽およびカルスからは, 形質転換の指標となるマンノピンの反応が認められた. なお母植物体の芽および一部のルートクローンからのカルスからは反応が認められなかった.
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