β-Glucuronidase指標遺伝子を有する<I>Agrobacterium rhizogenes</I>によるメキャベツの形質転換
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
メキャベツへの指標遺伝子β-glucuronidase (GUS)の導入が<I>Agrobacterium rhizogenes</I>ベクター系を用いて試みられた. プラスミドpBI 121は凍結-融解法で<I>A. rhizogenes</I> IFO 13257に導入された. <I>Agrobacterium</I>がメキャベツの葉に接種された時, GUS活性を示す34本の毛状根が得られた. これらの根を1mg•liter<SUP>-1</SUP>NAAと5mg•liter<I>-1</I> zeatinを含むMS培地で培養すると, 7本の根系からカルスを経由して14本の茎葉が分化した. 4本の根系から得られた7本の茎葉は再びGUS活性を示し, 形質転換体と判断された. 同一のカルスでもGUS活性を示す茎葉と活性を示さない茎葉を分化した根系もあった. 3本の根系由来の4本の茎葉はまったく活性を示さなかった. 以上より, 再生植物体の半数は毛状根で認められたGUS活性を安定して伝えていた.
- 園芸学会の論文
著者
関連論文
- STSおよび種々の薬剤によるボタン,シャクヤク切花の花持ち延長
- 12月促成開花に適したボタンの品種選抜
- 冷蔵によるボタンの切花及び鉢物の抑制栽培
- ボタンの花芽の分化と発達
- 化学物質および低温処理によるボタンの促成開花および長期冷蔵による抑制開花
- 低浸透ポテンシャル溶液処理による水耕チェリートマトの裂果発生制御
- シャクヤクの花のアントシアニン
- エタノールおよび他のガス物質が春咲きグラジオラスの球茎の休眠打破および開花促進に及ぼす影響
- 種々の休眠打破処理がグラジオラス球茎の呼吸に及ぼす影響
- 夏咲きグラジオラスの球茎の休眠打破に及ぼす化学物質,温とうおよび除皮処理の影響
- 切花の花もちに及ぼす窒素および糖の複合効果
- 低温寡日照条件下におけるミニトマト"サンチェリー"の収量及び果樹品質について
- 水耕ミニトマトの果実品質,収量及び生育に及ぼす塩化カリウム及び硫酸カリウム添加処理の影響
- 寺岡アザミ (Cirsium japonicum DC. cv. Teraoka) のシュート縦断法による in vitro 増殖
- 宿根スイトピー(Lathyrus lactifolius L.)の茎切片培養によるin vitro増殖
- 植物生長調節物質,接ぎ木および断根処理がトマト苗の生育に及ぼす影響
- 食用カンナの茎縦断法による in vitro 増殖
- 多変量解析によるボタン品種の形態的分類
- 東洋系メロンの形態的, 生態的および生理的差異に基づく分類
- シロバナストケシア(Stokesia laevis Greene var. alba hort.)の葉および根の培養によるin vitro繁殖
- 指標 (GUS) 遺伝子を有するAgrobacterium temefaciensとA. rhizogenes利用によるハナタバコおよびハボタンの形質転換
- キクの In vitro 室温貯蔵
- Agrobacterium rhizogenesを用いたブロッコリーの形質転換と植物体再生
- オミナエシ(Patrinia scabiosaefolia Fisch.ex Link.)の茎切断および側枝の分離繰り返し法によるin vitro大量増殖
- 予備冷蔵及び薬剤処理によるボタンの12月促成開花
- ホトトギス(Tricyrtis hirta Hook.)の茎切断および側枝の分離繰り返し法によるin vitro増殖
- キキョウ(Platycodon grandiflorum A.DC.)の茎切断および側枝の分離繰り返し法によるin vitro繁殖
- β-Glucuronidase指標遺伝子を有するAgrobacterium rhizogenesによるメキャベツの形質転換
- 日本, 中国および米国•仏国ボタン品種の花弁色素組成の比較研究
- Agrobacterium rhizugenes の感染によるコモチカンランからの毛状根の発生と植物体再生