イチゴの花柄の伸長生長と開花におよぼす日長の影響
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概要
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日長がイチゴの花柄の伸長生長と開花におよぼす影響を調べるため, 一季成り性品種とよのかを22°/20°C (昼/夜) •10.5時間日長下で18日間育てて花芽分化させた後, 22°/20°C (昼/夜) •15時間(LD) ないし10.5時間日長 (SD) 下のチェンバ内に移した.<BR>1.LD下で育てた株は, SD下に比べ第1花房の第1花が早く開花した. これは, LD下で出らいが早くなったことによるものであり, 出らいから開花までの日数は短縮されなかった.<BR>2.LD下で伸長した花柄は, SD下で伸長したものに比べ, 出らい時における花柄長が長くなった. これは, LD下で表皮細胞数が増加したことによるものであった.<BR>3.本実験の結果は, 短日条件下で分化した花芽においては, 早期の出らいが早期の開花につながることを示している.
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