リザーバー肝動注用カテーテルの十二指腸球部逸脱の1例
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概要
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症例は63歳男性. 平成10年11月直腸癌, 肝転移(S2)に対しMiles手術および肝動脈力ニュレーションを施行した. その後, 外来にて動注化学療法を持続していたところ, 平成12年の上部消化管内視鏡検査で動注用力テーテルの十二指腸球部への逸脱を認めた. その機序としては, カテーテルによる十二指腸壁の外側からの圧排, 穿破が推測された, 今後, 動注症例の増加と予後の改善による経過の長期化にともない, 同様な症例を経験することが多くなると予想され, 報告した.
著者
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高柳 典弘
日鋼記念病院消化器科
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堀本 正禎
日鋼記念病院内科
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小野寺 義光
日鋼記念病院内科
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小野寺 義光
日鋼記念病院
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高梨 訓博
日鋼記念病院
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村瀬 和幸
札幌医科大学 第4内科
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古川 孝広
札幌医科大学 医学部・第四内科
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新津 洋司郎
札幌医科大学
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西堀 佳樹
日鋼記念病院内科
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堀本 正禎
日鋼記念病院 内科
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藤井 重之
日鋼記念病院内科
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長岡 康裕
札幌医科大学医学部第四内科
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長岡 康裕
札幌医科大学医学部内科学第四講座
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