ドパミンのストレス潰瘍抑制作用
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概要
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ドパミン(DA)のストレス潰瘍抑制作用についてラットを用いて検討した. DAは1〜10μg/kg/min まで用量依存性に水浸拘束ストレス負荷後の潰瘍指数の上昇を有意に抑制したが, 25μg/kg/min では潰瘍指数は10μg/kg/minよりも高値を示した. また胃粘膜血流, 胃粘膜プロスタグランディンE2, 胃 transmucosal potential difference のストレス負荷後の低下をDAは1〜10μg/kg/min まで用量依存性に抑制したが, 25μg/kg/min では同様にかえつて抑制が減弱した. 一方, 胃酸分泌, 胃運動については1〜25μg/kg/min まで用量依存性にストレス負荷後の亢進を抑制した. 以上より, DAは胃防御因子を増強するとともに攻撃因子を減弱して潰瘍発生を抑制すると考えられた.
著者
-
斎藤 洋一
神戸大学医学部第1外科
-
長畑 洋司
神戸大学医学部第1外科
-
裏川 公章
神戸労災病院外科
-
市原 隆夫
神戸大学医学部大学院消化器外科
-
伊藤 あつ子
神戸大学医学部第一外科
-
武田 浩一郎
神戸大学医学部第一外科
-
守友 仁志
神戸大学医学部第一外科
-
出射 秀樹
神戸大学医学部第1外科
-
黒田 浩光
神戸大学医学部第1外科
-
友永 健治
神戸大学医学部第1外科
-
伊藤 あつ子
神戸大学医学部第1外科
-
守友 仁志
神戸大学医学部第1外科
-
武田 浩一郎
神戸大学医学部第1外科
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