胸腺摘出後に発生するマウス胃炎の電子顕微鏡的, 粘液組織化学的研究
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概要
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新生児期に胸腺を摘出したマウス胃粘膜に発生する胃炎を電子顕微鏡的, 粘液組織学的に発生初期より経過を追つて観察し, その発生機序を明らかにし, 完成された胃炎の特殊性について考察した. 胃粘膜病変は, 生後2カ月ころ粘膜深層への細胞浸潤と, 腺を構成する壁細胞, 主細胞の変性, 破壊ではじまる. 3カ月目の胃炎では, 腺は未分化細胞, 粘液含有細胞がほとんどを占め, 両細胞は分裂像もしばしば観察される (完成された胃炎). また壁細胞, 主細胞は数少なく, しかも幼若な細胞が多い. 粘液分泌細胞は, 副細胞に類似するが, PAS-Alcian Blue 染色に対して種々の染色性を示し, 正常マウスの副細胞と異なる.
著者
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梶山 悟朗
広島大学第1内科
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佐野 宏一
広島大学第一内科
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山本 昌弘
広島大学第一内科
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黄 八成
広島大学第一内科
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岸本 真也
広島大学第一内科
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三好 秋馬
広島大学第1内科
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田丸 隆二
広島大学第1内科
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清水 哲
広島大学第1内科
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岸本 真也
広島大学第1内科
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佐野 宏一
広島大学第1内科
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山本 昌弘
広島大学第1内科
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