cmc近傍における3-ドデシルオキシポリオキシエチレン-1-プロパンスルホン酸ナトリウムとESRスピンプローブとの相互作用
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概要
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電気伝導度から求めたcmc近傍において, 3- [ドデシルオキシポリ (オキシエチレン)] -1-プロパンスルホン酸ナトリウムとESRスピンプローブの相互作用が調べられた。硫酸ドデシルポリオキシエチレン=ナトリウムとは異なって, 先の界面活性剤はESRスピンプローブと, cmc以下の濃度で相互作用した。これはESRスピンプローブが誘起するミセルの生成によって説明できる。<BR>さらに, これらの特徴的性質は, 緩衝液中では, 認められなかった。従って, 界面活性剤の溶媒和された親水, 疎水部分の構造が, ESRスピンプローブによって誘起されるミセルの生成に重要な役割を果たし, またその構造は電解質によって大きく影響を受けるものと思われる。
- 社団法人 日本油化学会の論文
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