長鎖クラウンエーテル化合物の油-水界面での単分子膜性に及ぼすカチオン及びアニオン種の影響
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概要
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The effects of metal salts added to the water phase on the properties of the monolayer of a surface-active crown ether compound with long-chain formed at the oil/water interface were examined by surface pressure measurements, and the ζ-potentials of an O/W emulsion and crown ether compounds were also examined under various salt conditions.<BR>Once crown ether compounds have complexed with metal ions at the O/W interface, they become more capable of remaining there owing to the increment in the hydrophilicity of their headgroups. With increase in the degree of complexing the stability of the monolayer becomes greater. The stability of monolayer was found to be influenced not only by the metal cation, but by its counter-anion in the water phase as well; i.e., in the case of potassium salts, this stability is controlled by the degree of the hydration free energy of the anion. Especially, when picric ion, a lipid soluble anion, is used, the monolayer becomes unstable with respect to desorption of a crown ether compound from the O/W interface. That is, crown ether compound complexes including the picric anion are easily transferred from the water phase to the oil phase by compression of the monolayer.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
猪熊 精一
群馬大学工学部
-
古澤 邦夫
筑波大学化学系
-
松村 英夫
電子技術総合研究所
-
河原田 裕
筑波大学化学系
-
桑村 常彦
群馬大学工学部合成化学科
-
古沢 邦夫
筑波大学化学系
-
渡辺 勉
筑波大学化学系
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