カルバモイル基,カルボキシル基及び両官能基を有するテロマー型界面活性剤の洗剤ビルダーとしての応用 : 特殊型界面活性剤の研究(第11報)
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概要
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The telomer-type surfactants containing carbamoyl and/or carboxyl group that had been prepared in the previous paper were evaluated as detergent builder.<BR>The detergent solution composed of LAS, builders and Ls-CONH<SUP>2</SUP> telomer, which telomerized l-dodecanethiol with acrylamide, with only carbamoyl group showed more excellent values than that of STPP for Ca<SUP>2+</SUP> sequestration, CaCO<SUB>3</SUB> dispersion ability, orange OT solubilization ability and detergency, and these values were increased with increasing the hardness of used water. This activation was attributed to the mixed micelle formed by LAS with Ls-CONH<SUB>2</SUB>.<BR>On the effect of carboxyl group in the telomer, chelating value, lime soap dispersion power, orange OT solubilization ability, anti-redeposition ability and detergency decreased with increasing the content of carboxyl group and displayed a minimum at 1020 mol% carboxyl group content. On the other hand, CaCO<SUB>3</SUB> dispersion ability increased by introduction of carboxyl group and the maximal value obtained at 20mol% carboxyl group content. These were interpreted as a result of interaction between carbamoyl and carboxyl groups in telomer aqueous solution and resulted variation of conformation of dissolved telomer chain.
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