陽イオン界面活性剤の熱安定性について : 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第12報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The thermal decomposition of various types of cationic surface active agents (CSA) with a long chain of alkyl group at 180°C were studied.<BR>The volumetric titration by Sodium Tetraphenylborate using Methyl Orange as an indicator was applied to the analysis of CSA. Other determining methods did not afford the accurate results to the analysis of various types of CSA.<BR>The thermal decomposition rates of C<SUB>12</SUB>H<SUB>25</SUB>N<SUP>+</SUP> (CH<SUB>3</SUB>) <SUB>2</SUB>C<SUB>2</SUB>H<SUB>4</SUB>OH, A<SUP>-</SUP> containing various anion ; F<SUP>-</SUP>, Cl<SUP>-</SUP>, Br<SUP>-</SUP>, I<SUP>-</SUP>, 1/2 SO<SUB>4</SUB><SUP>--</SUP>, NO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>, H<SUB>2</SUB>PO<SUB>4</SUB><SUP>-</SUP>, ClO<SUB>4</SUB><SUP>-</SUP>, CH<SUB>3</SUB>COO<SUP>-</SUP>, CCl<SUB>3</SUB>COO<SUB>-</SUB>, C<SUB>11</SUB>H<SUB>23</SUB>COO<SUP>-</SUP>, 1/2 (COO<SUP>-</SUP>) <SUB>2</SUB>, _??_-COO<SUP>-</SUP> and CH<SUB>3</SUB>-_??_-SO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP> were determined. CSA containing ClO<SUB>4</SUB><SUP>-</SUP>, CH<SUB>3</SUB>-_??_-SO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>, NO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP> and I<SUP>-</SUP> were superior to others. By arranging CSA of hydrogen halide in the order of heat stability, the following result was obtained ; I<SUP>-</SUP>>Br<SUP>-</SUP>>>Cl<SUP>-</SUP>>F<SUP>-</SUP>. This ordering supports C.K. Ingolds decomposition mechanism of CSA (<I>J. Chem. Soc</I>., 1933, 526). Organic acid salts showed poor heat stability.<BR>Chemical constitution of cationic parts of CSA did not so affect as were anionic parts.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
山本 隆
日本油脂株式会社化学品事業部
-
難波 義郎
日本油脂株式会社研究所
-
角田 清治
日本油脂株式会社油脂研究所
-
山田 博光
日本油脂株式会社油脂研究所
-
難波 義郎
日本油脂株式会社油脂研究所
-
角田 清治
日本油脂株式会社
-
山本 隆
日本油脂株式会社油脂研究所
関連論文
- P-037 側坐核カンナビノイド1型受容体による高嗜好性味溶液摂取行動の調節(ポスターセッション,2007年度日本味と匂学会第41回大会)
- 5.味覚嫌悪学習における脳内報酬系の役割(化学受容から行動までの情報ハイウエイ-5)
- P1-31 味覚嗜好性の相違による脳内モノアミン物質への影響(2005年度日本味と匂学会第39回大会)
- P1-32 味覚嫌悪学習の想起に対する脳幹ノルアドレナリン作用(2005年度日本味と匂学会第39回大会)
- P-023 C57BL/6マウスとBALB/cマウスの抗齲触性糖アルコールに対する神経応答(ポスターセッション,2009年度日本味と匂学会第43回大会)
- P-031 各種糖アルコールに対する味覚受容のマウス系統差(ポスターセッション,2008年度日本味と匂学会第42回大会)
- P-019 味覚嫌悪学習獲得による嗜好性変化における腹側淡蒼球μオピオイド受容体の役割(ポスターセッション,2008年度日本味と匂学会第42回大会)
- 味覚とおいしさの健康科学
- おいしさから過食へ : 脳内報酬系の働き
- おいしさからやみつきに至る脳内プロセス
- P-033. ラットの味溶液摂取におけるセロトニンの関与(ポスターセッション, 2006年度日本味と匂学会第40回大会)
- P-032. 血中サイトカインの味覚による影響(ポスターセッション, 2006年度日本味と匂学会第40回大会)
- P-031. 味覚嫌悪学習の想起過程におけるラット腹側淡蒼球GABA系の関与(ポスターセッション, 2006年度日本味と匂学会第40回大会)
- P-030. 味溶液摂取行動時の中脳辺縁系および扁桃体のニューロン活動(ポスターセッション, 2006年度日本味と匂学会第40回大会)
- 2.おいしいとなぜ食べすぎてしまうのか? : 脳内報酬系の働き(おいしさのシグナルと肥満(ダイエット)の科学)
- 日本味と匂学会の過去、現在、未来 : 6年間の会長職を終えて
- パン酵母に対する陽イオン界面活性剤の増殖阻害について(第5報)陽イオン界面活性剤の抗菌作用機作
- パン酵母に対する陽イオン界面活性剤の増殖阻害について : (IV)対数増殖期の菌体に対する増殖阻害とビタミン類などの添加効果
- 化学で解き明かす味覚の秘密--「おいしさ」,「まずさ」を感じさせる物質とは?
- おいしさのしくみと健康
- ラジカル反応によるブロックおよびグラフトコポリマーの新しい合成法の開発と応用
- 新しい非水分散ポリマ-の合成及びその性質
- 相溶化剤としての「モディパ-」の機能と応用
- ポリ過酸化物を用いたブロックコポリマ-の合成
- エピクロルヒドリンの加水分解におけるアルカリ水溶液のpHの影響 : エピクロルヒドリン誘導体に関する研究 (第3報)
- 相溶化剤の種類と特性 (活発化するポリマ-アロイの実用化展開)
- 不飽和ポリエステル樹脂の新しい低収縮化剤及び電子顕微鏡による作用の観察
- 新しいポリメリックペクオキシドの合成及びその重合
- 界面活性剤の帯電防止作用に関する一考察
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第5報) : 長鎖アミンのエピクロルヒドリンによる四級化反応
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第11報) : 陽イオン界面活性剤の起ホウ力, 分散力および静菌力
- 界面活性剤の合成および性能に関する研究 (第7報) : 陽イオン界面活性剤の酸洗抑制能に関する研究
- 陽イオン界面活性剤の熱安定性について : 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第12報)
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第6報) : 陽イオン界面活性剤の性能および繊維への収着と構造との関係
- 界面活性剤の合成および性能に関する研究 (第1報) : α-ジエチルホスホノ-コハク酸エステルの合成およびその性質
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第4報) : 長鎖アミンのプロピレンオキシドによる四級化反応
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第3報) : 長鎖アミン有機酸塩のエチレンオキシドによる四級化反応
- エピクロルヒドリンの加水分解における素反応について : エピクロルヒドリン誘導体に関する研究 (第2報)
- 水酸化ナトリウムによるエピクロルヒドリンの加水分解 : エピクロルヒドリン誘導体に関する研究 (第1報)
- 人工汚染木綿布によるLaunder-Ometer試験と電気洗濯機試験との関連性について
- 洗浄剤の洗浄力に関する研究 (第4報)
- 洗浄力に寄与する要因の研究 (第1報) : 飽和脂肪酸について
- 洗浄剤の洗浄力に関する研究(第3報) : 人工木綿汚染布の調製条件と洗浄性について (その1)
- アルキルアミン系カチオン活性剤に就いて
- 界面活性剤の合成と性能に関する研究 (第2報) : 長鎖アミンのエチレンオキシドによる四級化反応
- 洗浄力に寄与する要因の研究 (第4報) : 飽和アルキルサルフェート・オレイルサルフェート混合系について
- 洗浄力に寄与する要因の研究 (第 2 報) : 飽和脂肪酸・オレイン酸ソーダセッケン混合系について
- 洗浄剤の洗浄力に関する研究 (第2報) : 飽和脂肪酸ソーダセッケンの洗浄力について
- P-043 C57BL/6マウスにおけるショ糖および糖アルコール間の嗜好比較(ポスターセッション,2011年度日本味と匂学会第45回大会)
- 4. コクの概念とその科学的基盤(食べ物のおいしさを引き出すうま味とコクを考える-4)
- 洗浄剤の洗浄力に関する研究-1-
- 各種ゴムに対するN-シクロヘキシルマレイミドオリゴマ-(CHMP)の添加効果