記憶高進現象における意識の影響──検索意図と代理検索回路仮説の観点から──
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The role of implicit and explicit memory in hypermnesia was investigated using a priming procedure based on the alternative retrieval pathways (ARP) hypothesis (Kazén & Solís-Macías, 1999). Sixty words were studied in the format-translation condition (pictures were drawn for the words) or no format-translation condition (mirror characters of the words were written). Then, word-stem priming tests were conducted three times immediately and three times one week later. Based upon Bowers and Schacter (1990), the participants were classified into an intention or no-intention group according to the retrieval intention of used in the study episode. The results showed that hypermnesia occurred in the intention group, but not in the no-intention group. The ARP hypothesis could be useful to predict the quality of reminiscence, but not for the occurrence of hypermnesia. Hypermnesia occurred in explicit memory but not in implicit memory in this study.
著者
-
本田 真大
筑波大学人間総合科学研究科
-
林 美都子
東京福祉大学
-
本田 真大
筑波大学大学院人間総合科学研究科・日本学術振興会特別研究員
-
藤岡 真也
アベイズム(株)
-
林 美都子
北海道教育大学函館校心理学教室
-
本田 真大
北海道教育大学函館校
-
本田 真大
筑波大学
-
藤岡 真也
アベイズム株式会社
関連論文
- 〈ケース研究〉 選択性緘黙を持つ9歳女児への挨拶課題の適用 : 学校場面への発話行動の般化に至るまでの経過
- 選択性緘黙を持つ9歳女児に対する面接過程(第2報)
- 中学生の援助要請行動と学校適応に関する研究 : 援助評価の検討(X 教育心理学関係博士論文要旨)
- 幼児をもつ母親の子育ての悩みに関する被援助志向性の探索的検討 : 身近な他者と専門機関に相談しにくい理由の分析
- 一般児童における抑うつ症状の実態調査
- P-34 実験室外におけるアホロートルのオペラント条件づけ(日本動物心理学会第65回大会発表要旨)
- 携帯メールをキーワードにしたSSTのリハーサルの方法 (特集 ソーシャルスキル・トレーニングを定着させるために)
- 青年期における援助要請研究の動向 (発達臨床心理学のニューフロンティア) -- (教育領域)
- 幼児をもつ母親の子育ての悩みに関する援助要請行動に影響を与える要因の検討
- PA089 中学生の被援助志向性と自尊感情,学校生活享受感,援助要請スキルの関連の検討
- 事例の関連度が説明文の読解過程に与える効果
- PE079 大学生に好まれる大学教官と苦手とされる大学教官の特徴(2) : 学年別の分析
- PE078 大学生に好まれる大学教官と苦手とされる大学教官の特徴(1)
- PD067 もぐらたたき様課題を用いた記憶高進現象の検討
- K497 援助要請行動から適応に至るプロセスモデルの構築 : 援助要請スキル,実行されたサポート,援助評価を含めた検討(口頭セッション82 カウンセリング・援助)
- 〈ケース研究〉 選択性緘黙を持つ9歳女児の母親へのペアレント・トレーニングの適用 : 母親の養育スキルに及ぼす効果の検討
- 中学生の悩みの深刻さ,援助要請時に受けた援助,受けた援助の期待との一致,援助評価と学校適応の関連の検討
- 中学生の悩みの経験,援助要請行動,援助評価が学校適応に与える影響
- 不適応状態にある中学生に対する学級単位の集団社会的スキル訓練の効果 : ターゲット・スキルの自己評定,教師評定,仲間評定を用いた検討
- PG1-48 中学校における学級規模の社会的スキルトレーニングの効果検討(2) : 学級集団への介入が不適応生徒にもたらす効果の限界(臨床)
- PG1-47 中学校における学級規模の社会的スキルトレーニングの効果検討(1) : 1・3学年の自己評定ならびに仲間評定に見られた効果の違いに焦点をあてて(臨床)
- 中学生の悩みの経験と援助要請行動が対人関係適応感に与える影響
- PG096 中学生用援助要請スキル尺度の作成
- 中学生の対人関係ビリーフ尺度作成の試み(1)
- K103 大学生に好まれる大学教官と苦手とされる大学教官の特徴(3) : スクーリング学生を加えた検討(口頭セッション17 教師教育)
- PC026 中学生の対人関係に対するビリーフが援助要請行動,適応感に与える影響(ポスター発表C,研究発表)
- 中学生の援助に対する評価尺度(援助評価尺度)の作成
- 高齢者を対象とした記憶高進研究に関する近年の動向
- 記憶高進現象における意識と形式変換の影響 : 顕在記憶課題を用いた検討
- 記憶高進現象における意識の影響--検索意図と代理検索回路仮説の観点から
- Remember/Know 手続きを用いた自由再生記憶高進
- 教師が学び、生徒につなぐ 教育相談委員会を中心とした心理教育プログラムの実践--大学との協同を得て
- 援助要請スキル尺度の作成
- PG2-45 学問イメージ調査 : 理系と文系(原理・方法)
- 記憶高進現象における意識の影響──検索意図と代理検索回路仮説の観点から──
- 音楽用感性評定尺度によるKinetic Typography測定の試み(音響デザイン)
- 再生ドルードル課題を用いた高齢者における記憶高進生起の検討
- 中学生の援助評価と被援助後の感情体験の関連の検討
- 中学生の友人,教師,家族に対する被援助志向性尺度の作成
- 中学生に対する学級規模の問題解決スキル訓練の効果
- 自己分析課題を用いた学生参加型FD活動の効果
- 中学生の援助要請者と非援助要請者の学校適応の比較 : 援助評価の類型に基づいた検討
- PD057 再認ドルードル課題を用いた高齢者における記憶高進生起の検討(ポスター発表D,研究発表)
- 820-4-4 適応に寄与する援助要請行動を促進する介入法の開発(2) : 高校生を対象とした効果研究(臨床,口頭発表)
- P2-5 中学生に対する集団社会的スキル訓練の効果 : 生徒のニーズとターゲット・スキルの一致・不一致による効果の差異の検討(一般演題(ポスター発表),認知行動療法を全国民に提供するために、総力の結集を!)