均一溶液からのシュウ酸カルシウムの沈殿にともなう共沈殿
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概要
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尿素-シュウ酸塩法によって均一溶液からカルシウムを沈殿分離する際の共沈殿量を鉄(III),アルミニウム,クロム(III),マンガン(II),コバルト(II),マグネシウムおよびナトリウムなどが共存する場含について調べた.沈殿剤のシュウ酸イオンと錯化合物を形成する金属では,シュウ酸イオンの濃度がある値まで増大するにつれて,共沈殿量は減少してゆき,それからはそれぞれほぼ一定値となり,それらの値はシュウ酸錯化合物の安定度定数と逆相関にある.作成した共存量一共沈殿量曲線からカルシウム均一沈殿法の適用範囲が推定きれる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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