グリシンを用いたく形波ポーラログラフ法による亜鉛(II)とコバルト(II)の同時定量
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概要
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く形波ポーラログラフ法による亜鉛(II)及びコバルト(II)の同時定量のための基礎液の検討を行った.0.01Mグリシン-0.4M過塩素酸ナトリウム支持電解質中,pH5.2〜5.3で,単独で存在する亜鉛(II)及びコバルト(II)の定量下限は,それぞれ0.07μg/mL及び0.3μg/mlであった.亜鉛(II)は10倍量のコバルト(II)の共存下で,コバルト(II)は2倍量の亜鉛(II)の共存下で,それぞれ定量ができた.銅(II),鉛(II)及びカドミウム(II)は妨害しないが,ニッケルは著しく妨害した.pH5付近で沈殿を生ずる鉄(III)及びマンガン(II)の共存量が,それぞれ2倍量及び100倍量までは,共沈の影響はほとんど認められなかった.鉄(III)をメチルイソブチルケトンで抽出除去し,陰イオン交換樹詣でニッケル(II)と大部分のマンガン(II)を除去した後,本法をマンガン団塊中の亜鉛及びコバルトの同時定量に応用することができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1981-08-05
著者
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