ジチゾンのヨウ素誘導体およびメチル-ヨウ素誘導体について : ジチゾン誘導体の合成とその分析化学的研究(第8報)
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概要
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ジチゾンの<I>o</I>-I,<I>p</I>-I,<I>o</I>-CH<SUB>3</SUB>-<I>p</I>-I,<I>o</I>-I-<I>p</I>-CH<SUB>3</SUB>各誘導体およびその金属錯塩の四塩化炭素溶液の極大吸収波長,それぞれの極大吸収波長における分子吸光係数を測定し,それぞれの値の変動には規則性の存在することが知られた.それらの規則性は先にブロモ誘導体,メチルーブロモ誘導体を検討して得た規則性と全く同一である.また,各試薬の金属イオンとの反応性の検討,Hg<SUP>2+</SUP>,Cu<SUP>2+</SUP>錯塩の抽出係数の測定結果より,ジチゾン誘導体の反応性の変化を支配する最大の因子は導入基の導入された位置にもとづくものであり,<I>o</I>-位に導入されたメチル基の影響が最も大きいことが知られた.導入基の感応効果の影響は明瞭ではない.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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