デューマ法およびケルダール法の応用による窒化ウラン中の窒素の分析
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概要
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デューマ法およびケルダール法を窒化ウラン中の窒素の定量に応用する条件を検討した.この結果,デューマ法による定量条件を,試料70〜100mg,酸化剤として酸化銅または過マンガン酸銀分解物1.5g,二酸化炭素流速5m<I>l</I>/min,加熱時間70分,最高加熱温度850℃と定めた.ケルダール法の応用による窒化ウラン中の窒素の定量のための試料分解剤として,試料80〜130mgに対して硫酸5m<I>l</I>にセレン酸,オキシ塩化セレンまたは二酸化セレンをセレンとして100mg加えたものを使用した.<BR>これら二つの方法による窒化ウラン中の窒素の分析値はほとんど一致したが,X線回折によりUN相からなると確認された窒化ウランでは,ケルダール法による窒素の定量はデューマ法より約5%低い結果が得られた.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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