フッ化水素酸およびホウフッ酸によるジルコニウム試料の溶解
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概要
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ジルコニウム試料の濃度1<I>N</I>付近のフッ化水素酸およびホウフッ酸溶液における溶解反応は,フッ化水素酸に対して一次と考えられる.両溶液について求めた活性化エネルギーの概算値が5.8kcal(9〜100℃)で一致しているので,これらの溶液におけるジルコニウム試料の溶解機構には差はないものと考えられる.<BR>ジルコニウム試料のみかけの溶解速度から,分析操作中試料溶解時間の割合が大きいときにはフッ化水素酸溶解法により分析操作を迅速化できるが,その割合が小さくまたジルコニウム試料をホウフッ酸に溶解して操作できる分析方法では,溶解後の手数を省くことができて操作を合理化できるためにホウフッ酸溶解法によるのが適切と考える.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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