ピクリン酸によるグルコースの比色定量法の検討
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概要
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ピクリン酸を用いるグルコースの比色定量の分析条件の基礎的検討を行ない,ピクリン酸はモル比でグルコースの5倍以上あればよいこと,水酸化ナトリウムを用いると0.4<I>N</I>で最高の呈色をするが,それ以上の濃度では退色すること,そのためアルカリとしては炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムの大過剰を用いたほうがよいことなどを明らかにした.<BR>本報の分析法を用いれば,460mμ(空試験液を対照にする)または520mμ(水を対照にする)の吸光度を測定することにより,0.01ミリモル以下の還元糖を迅速正確に定量することができる.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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