5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノールによるモリブデン(VI)の吸光光度定量
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概要
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5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノールによるモリブデン(VI)の吸光光度定量法について検討した.モリプデン(VI)は,pH1.0では5-クロロ-7-ヨード-8-キノリノールと1:2の組成の錯体をつくり,この錯体のクロロホルム中への抽出率は,水相のpHが4.5以下で実験上一定であった.錯体のクロロホルム抽出液は390nmに極大吸収を示し,検量線(ブランクの吸収を考慮して392nmで作成)はモリブデン(VI)が0〜6.0ppmの範囲で直線となり,この波長における錯体の見掛けのモル吸光係数は1.09×10^4であった.23種の共存イオンの影響を検討したが,銅(II),バナジウム(V),タングステン(VI),鉄(III)及びスズ(II)を除けば,許容量は相当高かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-09-10
著者
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