環境試料処理に関連する問題 : 乾式灰化と発煙硝酸を使わない放射性ストロンチウムの定量
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概要
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環境試料の放射化学分析は核爆発実験にともなう放射性降下物の測定や原子力平和利用などに関連して行なわれている.ここではおもに動物性試料や植物性試料の放射化学分析の際,気がかりとなる試料の灰化温度と放射性核種の灰分中の保持率との関係,半減期が28年と長く生体に重大な影響を与えると考えられるストロンチウム-90の環境試料分析法のうち,主としてカルシウムの分離に発煙硝酸を用いない分析法について研究の傾向を若干調べた.なお,環境放射能測定全般にわたって知りたい場合は山県の良書<SUP>1)</SUP>があるので参照されたい.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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