高温燃焼-クーロメトリーによる油中全イオウ定量装置の開発
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概要
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油中の全イオウを自動的に迅速かつ高精度で定量する方式を開発した.正確な分析結果を得るためには油試料を飛散発煙させずに円滑に燃焼させることが必要である.そのために鉄鋼中の全イオウ分析装置(高周波加熱による高温燃焼とクーロメトリーによる定量を基本とする)について,(1)るつぼ内の試料配置の検討,(2)高周波電力のプログラム制御動作の追加,(3)燃焼管形状の変更などを行ない油用の装置に改造した.<BR>本方式による分析時間は8〜15分であり,精度はB重油(イオウ分約2.5%)の場合,変動係数0.85%が得られ,分析結果は標準法による結果とよく一致した.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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