高周波プラズマトーチ法によるホウ素の分光定量
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概要
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高周波プラズマトーチ励起法によりホウ素の定量を行なうため種々の実験条件を検討した.その結果最適条件としてマグネトロン陽極電流値:180mA,キャリヤーガス:窒素8<I>l</I>/min,試料溶液の酸濃度:3<I>N</I>塩酸,分析線:BI 2497.73Åなどを決定した.分析線強度に対し鉄をはじめニッケル,クロムおよびマンガンなどの共存元素による影響はなかったが,ナトリウム,カリウムが共存した場合には分析線強度を低くする傾向が認められた.検量線は非常によい直線性を示し,本法による検量線の変動はホウ素濃度250μg/50m<I>l</I>のところで3.7%であった.
- 社団法人 日本分析化学会の論文
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