C<SUP>14</SUP>-ビリルビンの高速液体クロマトグラフィーによる分析
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概要
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C<SUP>14</SUP>-Δaminolaevulinic acid (ΔALA)をラットに静注し,放射能を有する胆汁を静注後30分〜4.5時間採取し,既報の高速液体クロマトグラフィー分析法を行ない,放射能溶出パターンとOD 450nmモニターによるパターンとを比較検討した.放射能パターンではODモニターではみられないone peakを認めたが,これはΔALAそのものであった.また放射能とOD450nmの読みとの比較では,bilirubin di-glucuronide (BDG), bilirubin mono-glucuronide (BMG)とIXαの各ピーク間で平行せず,ODの読みだけで定量することは少々無理があると思われた.Ostrowのアルカリ水解法で,高純度のC<SUP>14</SUP>-ビリルビンIXαが得られ,BDG, BMG分画の凍結乾燥法による純品抽出では,その過程で若干崩壊物が生じたが,IXαと共に各分画は,ビリルビン代謝の基礎的研究に有力な手段になりうるものと考えられた.
著者
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