体積受熱型ソーラコレクタの集熱特性に及ぼす透過性仕切膜の枚数および設置位置の影響

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概要

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体積受熱型ソーラコレクタの集熱特性に及ぼす透過性仕切膜の枚数および設置位置の影響について, 理論的ならびに実験的に検討した.種々の枚数の仕切膜を設置した非流通式コレクタを用い, コレクタ内の温度分布および集熱効率の経時変化を測定した.また, 層内自然対流を考慮に入れて理論解析を行い, その結果と実験結果とを比較検討した.<BR>その結果, 本実験範囲において, 本理論解析の妥当性が確かめられるとともに, 以下のことがわかった。自然対流発生の限界条件に相当する枚数までは, 枚数の増加につれて自然対流抑制の効果が大きくなり, コレクタの集熱効率が高くなる.自然対流発生の限界厚さは, 作動流体の粘性が高いほど, また入射熱量が小さいほど, 大きくなる.1枚の仕切膜にて分割する場合には, 集熱効率に対する最適な設置位置が存在し, この最適な設置位置は上側の流体層厚さが自然対流発生の限界厚さになる位置である.
社団法人化学工学会の論文

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