水酸化ナトリウム系溶融塩を用いた潜熱蓄熱 : 溶融塩の共存性の研究
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概要
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水酸化ナトリウム-硝酸ナトリウム系, 水酸化ナトリウム-亜硝酸ナトリウム系の溶融塩は, 200〜300℃ で最も有望な潜熱蓄熱材料であるが, これを蓄熱材料として用いる上で解決すべき課題の一つは, 蓄熱器構造材料との共存性である.本報では, まず10種類の金属材料と溶融塩との共存性について, 試験片を用いた浸漬試験による実験的な検討, さらに炭素鋼に的を絞って行った, 溶融塩の純度による共存性への影響に関する実験結果について報告を行う.本研究の結果では, 炭素鋼が最もよい共存性を示し, 蓄熱器構造材料としての利用の可能性が確認できた.また, 溶融塩の不純物の影響としては, 特に水酸化ナトリウム中の塩化ナトリウムの影響が重要であることを示した.
著者
-
金成 克彦
電子技術総合研究所エネルギー基礎部
-
金成 克彦
電子技術総合研究所
-
小沢 丈夫
ダイセル化学工業(株)研究本部
-
阿部 宜之
産業技術総合研究所エネルギー研究部門宇宙技術グループ
-
阿部 宜之
電子技術総合研究所
-
神本 正行
電子技術総合研究所
-
田中 耕太郎
電子技術総合研究所
-
高橋 義夫
電子技術総合研究所
-
坂本 龍二
電子技術総合研究所
-
小沢 丈夫
ダイセル化学工業 (株)
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