気液上昇並流充填層内の半径方向液混合

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
気液上昇並流充填層内の半径方向液混合拡散係数<I>E<SUB>r</SUB></I>を4.0, 5.0および6.6mm径の球形粒子を用い, 空気-水系で測定し, 同条件下の半径方向有効熱伝導度<I>k<SUB>er</SUB></I>の結果と比較し, 次の結果を得た.<BR>1) 上昇並流型では液流量を一定に保ちつつガス流量を増加させると, 気泡流からパルス流に遷移する.気泡流域の<I>E<SUB>r</SUB></I>は液単相流のそれよりも著しく大きく, 最大値が存在する.パルス流域の<I>E<SUB>r</SUB></I>は漸減または一定である.<BR>2) 前報で, 上昇並流型の気泡流において<I>k<SUB>er</SUB></I>にも最大値があることがわかっている.ガス流量が<I>E<SUB>r</SUB></I>および<I>k<SUB>er</SUB></I>に及ぼす影響は相似である.<BR>3) パルス流域では, 上昇並流型および下降並流型の<I>E<SUB>r</SUB></I>は一致した.
社団法人化学工学会の論文

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク