気流による炭じん飛散の防止に関する研究
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概要
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本論文は数種類の粒度にふるい分けした石炭粒子を試料として風洞実験装置による飛散現象の解明および飛散防止技術について報告する.石炭は粒径180μm程度の粒子が限界摩擦速度が最低になり, 風速10〜15m/sの場合に飛散量が最大になる粒径は, 200〜600μmの間に存在する.飛散しにくい微粒子は, 飛散しやすい粒子との混合によって飛散量は増大する.また層表面上に粗粒子が存在することによって飛散量は増大し, それらを最大にする混合割合があることを示す.<BR>水による飛散防止は, 風速の程度および効果の持続時間に限界があるが, 飛散防止用の薬剤を用いることによって飛散を完全に防止することが可能であり, その濃度, 散布量を決める上の基礎資料および実際の現場で用いる上の知見を示す.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
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竹内 文章
静岡大学工学部化学工学科
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狩野 武
アマノ (株)
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山田 聡
豊田合成 (株)
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福田 栄則
日本油脂 (株) 尼崎工場 油脂研究所
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山中 樹好
日本油脂 (株) 尼崎工場 油脂研究所
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竹内 文章
静岡大学工学部 化学工学科
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