Pasteurella pisiicida の薬剤耐性株の疫学調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1981年から1983年にかけてかくちのハマチ養殖場の病魚より分類された Pasteurella piscicida 281株のうち262株が CP・TC・APC・KM・NA・NF・SA の1剤から6剤耐性を示した。伝達性Rプラスミドは, 262株中168株より検出され, 検出されたRプラスミドの耐性マーカーは, CP・TC・APC・KM あるいは SA 耐性を示した。それらRプラスミドのDNAの構造は互いに相同性を示した。同一のDNA構造のRプラスミドを有する P. piscicida の多剤耐性株が全国各地の養殖場で流行していることが示唆された。
著者
-
青木 宙
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
-
北尾 忠利
Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
-
高嶋 則之
Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
関連論文
- 日本で分離された非定型 Aeromonas salmonicida のRAPD法による解析
- 天然クルマエビおよび甲殻類からのPRDVの検出
- Biotechnology applications in aquaculture (国際学術講演会・水産養殖の新たなパラダイム)
- PCR法によるマダイイリドウイルス(RSIV)の検出
- Vibrio anguillarumの浸せきワクチンによるアユの防御免疫
- Pasteurella pisiicida の薬剤耐性株の疫学調査
- Vibrio anguillarum 薬剤耐性株の疫学調査
- Edwardsiella tarda薬剤耐性株を人口感染させたウナギに対する各種薬剤の有効性
- ニジマス貪食細胞の貪食活性及び生物化学発光に及ぼす特異免疫血清によるオプソニン化の影響
- 養殖ウナギに発生した潰痕病の起因菌, 非定型 Aeromonas salmonicida について
- 鹿児島県下の養鰻場で発生したウナギ頭部潰瘍病の起因菌, 非定型 Aeromonas salmonicidaについて
- グラム陰性魚病細菌のリポ多糖体の電気泳動解析
- 台湾の養殖ニホンウナギから分離されたヘルペス様ウイルスの性状について〔英文〕