養殖ウナギに発生した潰痕病の起因菌, 非定型 Aeromonas salmonicida について
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概要
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ウナギ潰痕病起因菌と既知の非定型 A. salmonicida 及び大塚ら(1984)によって報告されたウナギからの分離菌との分類学的比較を試みた。既知の A. salmonicida とは生化学的性状において一致しなかった。血清学的性状では金魚由来の菌株との間に共通抗菌が存在し, 特に大塚らによって報告されたウナギ由来菌株とは, ほぼ同一の抗原構造を有することが判明した。なおLPSの電気泳動パターンにおいては, 他の A. salmonicida 菌株と同一のパターンえお示すことが認められた。
- 日本魚病学会の論文
著者
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吉田 照豊
Department Of Biological Production And Environmental Science Faculty Of Agriculture Miyazaki Univer
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青木 宙
Department of Aquatic Biosciences, Tokyo University of Fisheries
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北尾 忠利
Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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福留 巳樹夫
Kagoshima Prefectural Fisheries Experimental Station
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吉田 照豊
Department of Fisheries, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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