種苗生産用のオオニベ(Nibea japonica)親魚に寄生した単生類 Calceostoma sp. の駆虫
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概要
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1985年種苗生産用に購入したオオニベ(Nibea japonica)親魚に Calceostoma sp. の寄生が認められ, ホルマリンによる駆虫試験を実施して寄生駆虫方法を検討した。その結果200ppm1時間浴で駆虫できることが判明した。本虫と同じ Calceostomatidae 科の単生類はわが国ではイシモチに寄生する Pseudocalceostoma sciaenae 1種で知られるが, 本報の C.sp. は精巣が単一であるのに対し, P.sciaenae は複数である点で明らかに異なっていた。
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