マダイの種苗生産過程におけるへい死要因に関する研究
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概要
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1)1975年に腹部ぼう満症状を呈する.マダイ稚魚より分離したVibrio alginolyticus CY-1はマダイ稚魚に疾病をもたらすことが確認され,マダイ稚魚に対し病原細菌を伝播する媒介者としてワムシの疑いが濃厚となった。2) クロレラを添加した海水でマダイ稚魚を飼育した場合は,海水のみで飼育した場合に比較し,生残率が高い傾向に認められた。3) クロレラ添加海水にワムシを添加すると,ワムシによってクロレラが消費され,海水中の細菌が増加する傾向が認められた。
- 日本魚病学会の論文
著者
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岩田 一夫
Miyazaki Prefectural Fisheries Experimental Station
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岩田 一夫
宮崎県水産試験場
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矢野原 良民
鹿児島大学水産学部
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石橋 制
宮崎県水産試験場
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矢野原 良民
鹿児島大学医学部医動物学講座
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