バセドウ病を合併した掌蹠膿疱症性骨関節炎の1例
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概要
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突発性難聴に対するステロイド療法直後より,掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)およびバセドウ病を発症した症例を経験した.症例は55歳女性.掌蹠膿疱症と診断されてから約1ヵ月後に突発性難聴を併発.ステロイドによく反応し聴力はほぼ正常に回復したが腰痛,胸鎖骨痛,発汗,動悸が出現した.骨シンチ, T3, T4の高値, TSHの低下,甲状腺シンチよりPAOおよびバセドウ病と診断した.メチマゾール(MMI)と非ステロイド性抗炎症剤の投与にてPAO,バセドウ病は軽快していたが,金属アレルギー検索を目的としてパッチテストを施行したところPAOおよびバセドウ病が増悪した. MMIを増量し,パッチテストで強陽性を示したアンチモンを除去する目的にて歯科治療を施行した.歯科治療後約1年間PAOの再燃は認められなかったが,バセドウ病は増悪した.バセドウ病に対してMMIを単独再投与したところPAOも良好にコントロールされた.
著者
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谷 賢治
横浜市立大学
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大久保 隆男
横浜市立大学医学部第一内科
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五十嵐 俊久
横浜市立大学第1内科
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菅 千束
横浜市立大学皮膚科
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松永 敬一郎
横浜市立大学
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池沢 善郎
横浜市立大学
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白井 輝
横浜市立大学医学部看護学科
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池沢 善郎
横浜市立大学浦舟病院皮膚科
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松永 敬一郎
横浜市立大学浦舟病院第1内科
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白井 輝
横浜市立大学浦舟病院第1内科
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大久保 隆男
横浜市立大学医学部第1内科
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谷 賢治
横浜市立大学浦舟病院第1内科
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菅 千束
横浜市立大学浦舟病院皮膚科
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五十嵐 俊久
横浜市立大学浦舟病院第1内科
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大久保 隆男
横浜市立大学浦舟病院第1内科
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