大腸癌手術前後における非特異的免疫能の推移
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概要
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担癌患者の免疫能を示す非特異的な免疫パラメーターは種々の背景因子に影響されるため,単一で評価することは因難である.今回51例の大腸癌(結腸癌:16,直腸癌:35)の手術前後に免疫パラメーターを測定し,進行度別にそれぞれの推移を比較検討した・術前値の比較では進行度に準じて,OKT 8細胞比,OKT 4/0KT 8比,PHA・ConAリンパ球幼若化反応(S.I.値),PPD皮内反応に免疫能の低下を示す値が得られた.手術侵襲の影響は術後2週目にリンパ球数,PHA・ConAリンパ球幼若化反応,PPD皮内反応にみられ,進行度が進むほど低下を示し遷延した。そして治癒切除例では3カ月目に,担癌除去後の回復が得られた.非治癒手術例の主病巣摘出は一時的ながら免疫能の回復を示した.以上,非特異的な免疫能の推移を観察し,それぞれの状態に応じた免疫賦活の必要性を痛感した.少数例ではあるが,術後OK-432の免疫療法を施行し,免疫パラメーターの推移を観察した.
著者
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小林 一雄
東邦大学第一外科
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吉雄 敏文
東邦大学第1外科
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渡辺 正志
東邦大学第1外科
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柳田 謙蔵
東邦大学第1外科
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桑原 利章
東邦大学第1外科
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永澤 康滋
東邦大学第一外科
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安士 達夫
東邦大学第1外科
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本田 亮一
東邦大学第1外科
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永澤 康滋
東邦大学第1外科
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小林 一雄
東邦大学第1外科
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