低位前方切除の適応と術後機能 (<第2回卒後教育セミナー>直腸癌に対する低位前方切除)
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概要
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直腸癌に対する括約筋温存術式,とくに前方切除の適応拡大傾向は近年著しいものがある.教室例でも最近の5年間では括約筋温存術式の占める割合は52%となり,前方切除も44%を占めるようになった.米国でも同様の傾向がみられ,American College of SurgeonsのCommission on Cancerが集計した1973年と1978年の比較をみると,腫瘍下縁が肛門縁から6.0cm 以下の前方切除の頻度は変らず,12.1cm以上の頻度は8%の上昇を,さらに6.1〜12.0cmのものでは26.3%から39.1%に約13%もの上昇がみられ,この範囲のものに対する適応拡大が著しいことが窺える.より下位の直腸癌に対して前方切除の適応を拡げてもよいとするためには,それによって根治性が失われないという確証を得ることが必要となってくる.各因子ごとにその点を検討してみる.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1983-08-01
著者
-
小林 一雄
東邦大学第一外科
-
上田 哲郎
ゆりのきクリニック
-
吉雄 敏文
東邦大学第1外科
-
柳田 謙蔵
東邦大学第1外科
-
大谷 忠久
川崎社会保険病院外科
-
永沢 康滋
東邦大学第一外科学
-
上田 哲郎
東邦大学第一外科
-
大谷 忠久
東邦大学第I外科学教室
-
亀谷 寿彦
東邦大学第I外科学教室
-
新藤 健
東邦大学医学部第1外科
-
新藤 健
東邦大学第一外科
-
新藤 健
東邦大第一外科
-
亀谷 寿彦
東邦大学第一外科
-
新藤 健
東邦大学第1外科
-
上田 哲郎
東邦大学第1外科
-
永沢 康滋
東邦大学第1外科
-
大谷 忠久
東邦大学第1外科
-
小林 一雄
東邦大学第1外科
-
亀谷 寿彦
東邦大学第1外科
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