子豚の生理反応に及ぼす環境温度の影響
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概要
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新生豚の環境適応能力の発達過程について,生理反応の加齢に伴う変化を指標に検討した.供試豚はランドレース種8頭,ハンプシャー種5頭,雑種(LW)4頭の合計17頭を用いた.実験は環境調節室内で,出生直後および1,2,3,5,7,10,14,21,28日齢に行ない,環境温を18°Cから38°Cの範囲内で変化させて,心拍数,呼吸数,直腸温の測定を実施した.その結果,1) 呼吸速迫が生じた環境温およびふるえの現れた環境温はほぼ平行して10日齢まで低下し,以後28日齢まで安定していた.2) 安静時の心拍数は出生後いったん増加し,3ないし7日齢で最大に達した後28日齢まで減少した.3) 安静時の呼吸数は28日齢まで比較的安定していた.4) 安静時の直腸温は出生直後にいったん低下し,5日齢まで上昇した後は安定した.
- 社団法人 日本畜産学会の論文
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